HSC歴史科学クラブ~2025年作品作り~

長野の観光案内をプログラミングしよう!

長野県千曲市に位置する森将軍塚古墳と有明山将軍塚古墳は、古墳時代の歴史を今に伝える貴重な遺跡です。
千曲坂城HSC歴史科学クラブの皆さんと共に、これらの古墳への登山と取材を行い、その魅力を再発見しました。

千曲坂城HSC歴史科学クラブと協力し、長野県の歴史的遺産である森将軍塚古墳と有明山将軍塚古墳を訪れました。

森将軍塚古墳と有明山将軍塚

今回の活動は、長野県の歴史的遺産である森将軍塚古墳と有明山将軍塚を訪れ、その特徴や歴史的意義を学ぶことを目的としました。
また、取材を通じて得た情報や写真を活用し、各自がスライドを作成・発表することで、情報整理やプレゼンテーションの技術を身につけることも目指しました。

中学生の部活動生、顧問の先生方と共に現地調査を実施しました。参加者はチームに分かれ、事前に調べた資料を基に、各ポイントを巡りました。iPadを活用し、現地で写真撮影を行い情報収集を行いました。最年少5歳の子ども今回参加してくれました。

森将軍塚古墳とは

森将軍塚古墳は、長野県千曲市の有明山の尾根、標高490メートルの地点に位置する全長約100メートルの前方後円墳です。
これは、長野県内で最大かつ最古級の古墳であり、4世紀後半に「科野のクニ」を治めていた豪族の墓と考えられています。墳丘は2段に築かれ、後円部の中央には全長7.7メートル、幅2メートル、深さ2.1メートルの竪穴式石室があり、日本最大級の規模を誇ります。石室内からは、三角縁神獣鏡の破片や鉄製の武器・農具、ヒスイ製の玉類などが出土しており、これらの副葬品や石室の構造から、古墳時代前期の築造であることがわかります。

有明山将軍塚古墳とは

有明山将軍塚古墳は、森将軍塚古墳の近くに位置する前方後円墳で、全長約100メートル、前方部の幅30メートル、高さ5メートル、後円部の径約50メートル、高さ10メートルの規模を持ちます。
墳丘は丘陵の尾根を切断し、自然の尾根に若干の盛土をして作られており、後円部は楕円形もしくは隅丸長方形をなしており、むしろ前方後方墳に近い形をしています。

千曲坂城HSC歴史科学クラブでは、地域の歴史遺産を探求し、その魅力を発信する活動を行っています。

第一部 スライドによる発表作品

今回の有明山将軍塚古墳の取材では、参加者が自ら現地を訪れ、学び、感じたことをスライドにまとめました。歴史への興味と探求心が詰まった力作ぞろいです。

第二部 scratchを使ったプログラミングで古墳クイズを作成

Scratchを使って、2択のクイズゲームを作成しました。試行錯誤を重ね、個性あふれる作品が完成しました。デザインや問題設定に工夫を凝らし、楽しく学べる内容になっています。発表の際には、参加者全員が盛り上がり、ゲームの進行に合わせて笑いも起こり、楽しい時間となりました。

最後に

今回のプロジェクトでは 中学生の皆さんと長野県の森将軍塚古墳と有明山将軍塚古墳を訪れ、その歴史を学びました。現地調査や取材を通じて、古墳時代の文化や技術について改めて理解することができました。また、Scratchを用いたプログラミングで古墳に関するクイズを作成し、楽しみながらの学習で貴重な体験となりました。

活動を通じて、子どもたちは歴史への興味や探求心を育みながら、情報収集やプレゼンテーションのスキルもあがりました。発表会には力作が並び、将来的にもこれらの経験が社会で役立つ知識や力として活かされることを期待しています。

最後に、このような貴重な学びの場を提供してくださった酒井先生に心より感謝申し上げます。
今後も子どもたちの成長を支援し続けていきたいと改めて思いました。